自然を保護し回復する 受賞者

コスタリカ

森林には、私たちの動植物の半分、そして鳥類の4分の3が生息しています。空気中から炭素を吸い込み、私たちが呼吸する酸素を戻してくれています。しかし、2020年、かつてないほど多くの樹木が倒されてしまい、地球温暖化の原因の10%を占めています。

1990年代、広大なコスタリカの森林は打撃を受け、その半分が無くなりました。コスタリカの国民とその環境大臣は森林を救う計画を立てました。そのプログラムでは、森林を保護し木を植え生態系を回復するために市民にお金を支払いました。

その結果は驚くものでした。コスタリカの森林は面積が2倍になりました。動植物は健康に育ち、エコツーリズムがブームとなり、国の経済に40億ドルの収益をもたらしました。

コスタリカ政府は現在このアプローチを都市部に広げようとしています。この方法で、世界の陸と海の30%を保護することができると考えています。アースショット賞を受賞すれば、知識と実践を世界で、特にグローバルサウスの国々で共有するのに役立つ可能性があります。コスタリカのモットーは、“pura vida”、すなわち“純粋な生活”です。この言葉はすぐに世界中に届くでしょう。

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最終候補者

人類史上初めて、私たちは自然界の成長を促し縮小させないことを選択しました。この課題に対処する最も傑出した研究に対して、アースショット賞を授与します。ゲームチェンジャーとなりうるソリューションでこのアースショット達成をサポートする最終候補者に会いましょう。

自然を保護し回復する 最終候補者

The Democratic Republic of the Congo

ポレポレ基金

成長したジョン・カヘークワは、絶滅の危機にあるゴリラとともに働くことを夢見ていました。カフジ・ビエガ国立公園のレンジャーで密猟者追跡のエキスパートとなったジョンは、ゴリラとコミュニティの未来は一つに結びついており、コンゴ民主共和国内で貧困と戦争の只中にいることを理解しました。 

1992年、カヘークワは、密猟者に密猟をする理由を尋ねると、その男はこう答えました。「腹空かしてる人間に何言っても無駄だ」。それを聞いたカヘークワはポレポレ基金(POPOF)を設立しました。カヘークワは、森林伐採と野生動物の肉の密猟の根本原因、すなわち、この地域の貧困と空腹に意識を向ける必要があると気が付きました。  

今日、この基金は低コストで栄養価の高い食物を育てる農場プロジェクトを運営しています。元密猟者が新しい技術を習得するのを支援し、また一方で、次世代に自然保全の重要性を教え、国定公園で働くレンジャーに不可欠な支援をしています。さらに、400万本の木を新たに植え、住民と自然界との間の緩衝地帯となっています。  

アースショット賞を受賞すれば、 この基金がその事業を拡大し、新しい製品を開発しグローバルノースと購入契約を締結し、ゴリラの保護に役立つでしょう。 

スワヒリ語で「ゆっくり」を意味するポレポレ基金は、時間をかけ努力をすれば自然保全は成功することを証明しています。その奮闘と成功から、彼らは世界中でコピーできる自然保全の青写真を作り出し、人々と自然が共に繁栄する一助となっています。 

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自然を保護し回復する 最終候補者

Switzerland

Restor

影響が持続するのはプロジェクトのほんの一部です。自分たちだけで作業を行っている小さなチームは、データ、監視ツール、継続に必要な共有リソースが不足していることが珍しくありません。その結果、小規模で努力をしても、世界的な生態学上の危機の前に虚しさを感じてしまいます。RESTORの創設者であるトーマス・クラウザー博士は、それを変えたいと考えています。   

復元のムーブメントを起こすための無料のオンラインプラットフォームであるRestorは、自然界のGoogle Mapのようなものです。実践者と生態系データを結びつけ、活動家、資金提供者、そして大衆をつなげるネットワークを構築します。初めて、主要な科学的データセットを自然保護活動家がすぐに利用できるようになりました。これで、ローカルの知識がグローバルな変化に刺激を与えやすくなります。   

今年立ち上げられてから、Restorは世界中で復元された5万ヵ所以上の土地を結びつけてきました。そして誰でも無料で登録できます。アースショット賞の受賞は、Restorが私たちがこの地球を守り修復する方法を変えるのに一役買うでしょう。力を合わせれば、数千ものローカルな活動はグローバルなムーブメントになります。

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Royal Foundation