第1回アースショット賞候補者推薦を開始

ケンブリッジ公ウィリアム王子と王立財団(ザ・ロイヤル・ファウンデーション)は、本年10月に史上最も権威のある環境賞「アースショット賞」の創設を発表しましたが、本日(111日)より、7つの大陸で活動する100名を超える候補者指名パートナーが第1回受賞者の候補者推薦を開始いたします。 

 

候補者指名パートナーは、5つのアースショットの達成に向け、最も進展した解決策を提示する個人、コミュニティ、企業、組織の推薦を行います。5つのアースショットはいずれもシンプルかつ意欲的な目標となり、 2030年までに達成されれば、何世代にもわたり人類全体の生活を向上させることができるはずです。 

 

ケンブリッジ公ウィリアム王子を筆頭に、個人、企業、組織が世界的に連帯することで108日に創設された同賞は、世界最大の環境問題に対する新たな解決策を見つけることを目的としています。 同賞の創設が実現するまで、ケンブリッジ公ウィリアム王子とケンブリッジ公爵夫妻の王立財団は、2年の歳月をかけて環境の保護と回復を目的としたグローバルな取り組みを支援するプロジェクトの開発を続けられてきました。  

 

2021年から2030年まで毎年、ケンブリッジ公ウィリアム王子はアースショット賞評議会と共に、5人の受賞者に同賞を授与します。5つのアースショットー「自然保護と回復(自然を保護し回復する)」、「大気の浄化(大切な大気を浄化する)」、「海の蘇生(海をよみがえらせる)」、「廃棄物のない世界の創成(ゴミの出ない世界をつくる)」、「気候変動の修復(気候変動を修復する)」ーが、一体となって科学に根ざした独自の課題を形成し、新しい考え方や新しい技術、システム、政策、解決策を生み出すことが、同賞の目的となっています。  

 

候補者指名パートナーは、前例のないほど大規模な世界的連帯の一員となり、重要な鍵を握るこの10年間で、地球を修復するためのアイデアや解決策、そしてリーダーシップを備えた先見性のある候補者を推薦していきます。 

 

本日より、各アースショットの受賞者を決定する5段階の選抜プロセスが以下のとおり、進められていきます。  

 

  1. 推薦: 候補者指名パートナーは、アースショットの目標を達成できる可能性のある解決策を世界中から探し出し、推薦します。 
  1. 審査:プロジェクト遂行パートナーであるデロイトが、独立した評価プロセスにより、推薦された候補者たちの審査を行います。 
  1. 最終候補者リスト: 著名な専門家パネルが判定プロセスをサポートし、最終候補者たちをアースショット賞評議会に推薦します。 
  1. 選考:アースショット賞協議会が5名の受賞者を選出します。 
  1. 受賞:アースショット賞の受賞者は授賞式で発表されます。授賞式は2021年から2030年まで、毎年世界のさまざまな都市で開催されます。 

 

この選抜プロセスはセンター・フォー・パブリック・インパクト(Centre for Public Impact)を始めとして、多岐にわたる国際的専門家たちが連携して考案したものです。プロジェクト遂行パートナーであるデロイトは独立した評価プロセスを使って、2月から推薦された候補者たちの審査を行います。初夏からは、候補となっている解決策に関して、対面またはバーチャルサイト訪問、バーチャル会議などによる最終評価を行い、候補者を審査します。 著名な専門家パネルが審査プロセスをサポートし、アースショット賞評議会に最終候補者リストを提出します。評議会は、2021年にロンドンで開催される第1回の授賞式に先立ち、受賞者を選出します。 

 

同賞の授与対象者は、個人、チームまたは共同研究で― 科学者、活動家、経済学者、自治体のプロジェクト、リーダー、政府、銀行、企業、市町村、国家など広範囲に及びます。科学的証拠に基づき、アースショットの達成に大きく貢献した解決策が対象となります。 

 

アースショット賞の候補者指名パートナーは、5つのアースショットの課題に対して最も影響力のある解決策を特定する能力を評価され、パートナーに任命されています。候補者指名パートナーは、草の根運動者からビジネス界に至るまで、すべての国およびセクターから選出されています。地球を修復するという同賞の意欲的な挑戦を分かち合い、環境保護活動に取り組む組織の世界的ネットワークであるグローバルアライアンスをはじめとして、世界中の学術団体や非営利団体、民間セクターのアライアンスなどが、候補者指名パートナーとして名を連ねています

 

授賞式の後、各受賞者の解決策は世界的なプラットフォームで紹介されます。その解決策が今後10年にわたり、世界各地で繰り返し採用され、大規模に拡大していく様子も紹介されることになります。 賞金の100万ポンドは、受賞者および、受賞者が合意した環境保全プロジェクトの支援に使用されます。 最終選考まで残ったその他の候補者にも、志を同じくする個人や団体への紹介を含め、それぞれの取り組みに対して個々の事情に合わせたサポートや機会が与えられることになります。  

 

王立財団の最高経営責任者(CEO)であるジェイソン・クナウフ氏は、次のように述べています。「私たちの惑星を修復する方法を教えてくれる、先見性のある人たちを探しています。アースショット賞の候補者指名パートナーとして、NGO、学者、リーダーたちが見事な連携を果たしてくれます。彼らは、地域社会から世界経済で重要な役割を果たす巨大組織まで、社会のあらゆるレベルでインスピレーションを与える革新的な候補者を探し出し推薦していきます。アースショット賞はすべての人類に貢献する賞です。同賞を真に包括的で、多様性に富んだ意欲的なミッションにするため、候補者指名パートナーには比類のないほどの適任者が任命されています。ケンブリッジ公ウィリアム王子と王立財団は、アースショット賞創設に際して、皆様から大きな反響をいただいたことを心より感謝しています。最初の受賞者を発表する日を楽しみにしています」 

 

グリーンベルト・ムーブメントの理事会議長であるマリオン・カマウ氏は、次のように話しています。「アースショット賞のパートナーとして、組織のグローバルネットワークの一員として、同賞に候補者を推薦できることを大変嬉しく思っています。私たちは、環境問題の解決に役立つ貴重な自然保全知識を持った地域、グローバルなネットワーク、プログラム、およびプロジェクトを活用していきたいと思います。グリーンベルト・ムーブメントは43間にわたり、真に草の根に根ざした重要なネットワークを構築してきました。アースショット賞とのパートナーシップを通じて、ケニアだけでなく世界中で、前向きで楽観的な希望を活性化していきたいと考えています」 

 

C40(世界大都市気候先導グループ)の執行取締役であるマーク・ワッツ氏は、次のように述べています。「急速な気候変動は、この地球を共有する私たちの生活にとって、大きな脅威となっています。世界規模で意欲的に展開できるアースショット賞は、緊急に、積極的に、そして希望を抱いてこの課題に立ち向かうことができます。これらの要素はすべて、今後10年間の気候変動対策において不可欠となります。私たちは長年の経験から、都市が気候変動対策の最前線であり、刺激的なイノベーションの中心地であることを理解しています。C40は、栄えあるアースショット賞のグローバルアライアンスパートナーとして、地球と私たちの生活の保全のために、世界中の都市住民に利益をもたらすことができる、最も画期的で、公平で、影響力のある解決策を提示する候補者を推薦したいと思います」 

 

パラダイス・インターナショナル・ファウンデーションの執行取締役兼CEOであるシュアン・チャン氏は、次のように話しています。「アースショット賞のグローバルアライアンスパートナーであることを誇りに思います。候補者推薦を開始するにあたり、私たちは自然の土地や水域の保全に携わってきた経験を活かし、中国をはじめとする世界各地で、地球の保護に貢献している人々の幅広いネットワークを活用して、影響力の強い候補者を推薦していきたいと思います」 

 

アースショット賞は今後10年間で、世界最大の環境課題に対する最も画期的な解決策を見つけ出し、それに焦点を当てていきます。 しかし同賞は「成果に対して賞を授与する」ことに留まりません。同賞は、今後10年にわたり、資金提供者や法人、個人と協力して、解決策が環境に最大限に反映されるように調整を行い、変化をもたらす人々や地域を称賛し、地球環境を回復させるために一緒に行動してくれる世界中の人々を後押しするための賞なのです。 

Royal Foundation